昨日書いた記事の後に急ですが、何とセルメチニブが日本での製造販売の承認を取得しました!

発見!
昨日セルメチニブの記事を書いている時、セルメチニブの事を調べるためにスマホで検索していて見つけました!
発見した時はマジで夢かと思うくらいでした。
ついにこの時が来たんですね・・・。

その名はコセルゴⓇカプセル
セルメチニブ硫酸塩と言う薬ですが、アメリカでは既に承認済みで販売されています。
神経線維腫1型の患者さん特有の疾患で神経に腫瘍が出来るのですが、これを服用すると腫瘍が小さくなるのです。
長女ちゃんは左の耳下腺辺りから顎にかけて腫瘍が出来ており、左の頬が腫れているような状態で、本人も気にしています。
セルメチニブが承認されて服用できれば、長女ちゃんの左頬の腫瘍の小さくなり、目立ちにくくなるのではないのかと思います。
左頬だけでなく、体中にある腫瘍が小さくなれば万々歳!
その情報を知ってから2年が経ち、やっと国内での承認の情報をゲットしました!
その名はコセルゴⓇカプセルです!
以下、アストラゼネカより。
2022 年 9 月 27 日
報道関係者各位
アレクシオンファーマ合同会社
神経線維腫症 1 型における叢状神経線維腫を対象として
「コセルゴ® カプセル」の製造販売承認を取得
希少な遺伝性疾患を対象に承認された国内初の治療薬
SPRINT 試験において腫瘍縮小効果を示す
アレクシオンファーマ合同会社(本社:東京都港区、社長:笠茂公弘 以下「アレクシオンファ
ーマ」)は、「コセルゴ® カプセル 10mg」「コセルゴ® カプセル 25mg」【一般名:セルメチニブ
硫酸塩、以下コセルゴ®】が、神経線維腫症 1 型(NF1: neurofibromatosis type 1)患者さんに
おける疼痛や外観上の変形等の臨床症状を有し、重大な合併症のリスクを伴うことなく切除でき
ない叢状神経線維腫(読み:そうじょうしんけいせんいしゅ、PN: plexiform neurofibromas)を
対象とした医薬品として、2022 年 9 月 26 日付で国内の製造販売承認を取得したことをお知らせ
します 1。
今回の承認は、米国国立がん研究所(NCI)のがん治療評価プログラム(CTEP)による SPRINT 試
験第 II 相パート層 1 の結果に基づくものです。この試験において、コセルゴ®を 3 歳から 18 歳の
患者さんに経口投与したところ、手術不能な腫瘍の縮小が認められたことが明らかとなりました
1,2。さらに、症候性かつ手術不能な PN を有する 3 歳から 18 歳の日本の NF1 患者さんを対象とし
た第 I 相試験において腫瘍が縮小したと示された点も承認の根拠として評価されました。
NF1 は、世界で出生約 3,000 人に 1 人が罹患している遺伝性疾患であり、10 歳未満の小児で最も
よく診断されます 3,4。患者さんの 30~50%で神経鞘に PN が発生し、外見の変形、運動機能障害、
疼痛、気道の障害、視力障害、膀胱/腸の機能障害などの病的状態を引き起こすことがあります
2, 5-8。アストラゼネカ
名古屋大学医学部附属病院のリハビリテーション科教授で、国内第 I 相試験の治験責任医師でも
ある西田佳弘先生は次のように述べています。「神経線維腫症 1 型に起因する叢状神経線維腫を
お持ちの患者さんは、多くの場合、痛みを含む身体的、精神的、社会的な負担を抱えています。
今回の承認は、国内の神経線維腫症 1 型小児患者さんに対して叢状神経線維腫の与える負の影響
を軽減するという点で大きな一歩と考えられます。コセルゴ®は、症候性の叢状神経線維腫に対す
る適切な治療法の選択肢と考えられ、患者さんの ADL (日常生活動作)や QOL(生活の質)を長期
的に改善することが期待されます。」
コメント