今の会社に入社して、毎年恒例となった胃カメラ検査。
今年も受けてきましたよと。
健康診断
過去を振り返っても、胃カメラ検査まで無料でやってくれる会社はありませんでした。
費用は全て会社負担。
普通、健康診断と言えば、会社内に健康診断用のバスが入ってきて、そのバスの中で行われたり、会社の事務所の一角が仮の診療所の様になって行っていると思います。
しかし、イッサンが勤めてる会社は、35歳以上の社員に限り、好きな医療機関で健康診断を受けることが出来ます。
通常の健康診断の内容は、
- 身体測定(身長・体重・腹囲)
- 視力検査
- 聴力検査
- 血圧測定
- 血液検査(採決)
- 検便
- 検尿
- 心電図
- 胸部レントゲン
ですが、うちの会社では35歳になると、健康診断のオプションとなる「上部消化管内視鏡検査」、通称胃カメラ検査も無料で行ってくれます。
今の会社に転職して丸3年が経つイッサンは、今回で3回目。
以前在籍していた会社はで行われていた健康診断にも胃の検査はありましたが、あの苦痛でしかないバリウムを飲んで行う検査でした・・・。
ご存じない方の為にまとめてみました。

バリウム検査とは
バリウム検査とは、バリウム(造影剤)を飲んで発泡剤(炭酸)で胃を膨らませ、X線(レントゲン)を連続的に照射しながら撮影する検査です。食道、胃、十二指腸の病変をチェックします。正式には「上部消化管X線検査」と言います。
このバリウム、量もかなりあり、飲んだ後、必ずげっぷをしてはいけないと言うルールがある為、かなり苦痛な検査でした(^^;
バリウム検査についてもう少し詳しく。
検査では、最初にバリウムをすべて飲んでから指示に従って検査台の上で体の向きを変えつつ撮影するケース、または検査台の上で体の向きを変えたり台を動かすたびに少しずつバリウムを飲んで撮影していくケーズなどがあります。前者は健康診断など人数をこなす場合の撮影方法で、撮影時間は3分程度、後者は人間ドックなどでの撮影方法で、撮影時間は7分程度かかります。
イッサンは前者でした。
検査台に乗って、両脇にある棒にしっかりとつかまり、検査台が横になったり縦になったり、時には頭が下がり斜め下へ向いたりと、3次元的な動きをします。
検査台から落ちない様に必死につかまり、げっぷを堪えての超過酷な検査(^^;
更に、X線を数分間も浴び続けると言う恐怖。
検査終了後は下剤を渡され、便が出ない場合に飲むのですが、その便の色は真っ白・・・。
恐ろしささえ感じます・・・。
イッサンは、一回受けて、その後受けることはありませんでした。
バリウム検査の疑惑
バリウム検査には、こんな疑惑もあるようです。
- 技術が古すぎてがんの発見率が低い
- 事故が多く患者さんを危険にさらしている
それでも制度が改まらないのは、巨大な利権が絡んでいるからだとか。
厚生労働省の天下り組織が検査を推奨・実施し、メーカーや医者・病院も潤う。
その利権額は、なんと600億円に達するそうです。
はい、出ました。
日本お得意の税金無駄遣い&天下り特権。
もうこんな日本にうんざりします。
こんなことを聞いてしまうと、バリウム検査なんて受けたくなくなりますよね。
ですので、お医者様は誰一人としてバリウム検査を受けないと聞いたことがあります。
まさに茶番劇。
気になる方はこんな本もありますので読んでみて下さい↓↓
イッサンの検査結果
全体的な検査結果は、後日郵送で送られてきますが、「上部消化管内視鏡検査」の結果は、帰り際に渡されます。
その結果を報告致します。
- 逆流性食道炎
- 胃ポリープ
- 胃粘膜下腫瘍
- 胃びらん(単発)
これだけの症状が確認されました(・_・;)

と言っても、この結果は去年と同様。
一つずつ見て行きましょう。
逆流性食道炎とは
胃から胃酸が逆流することにより食道部分に炎症が起こる疾患です。
胸やけ、げっぷ、のどの違和感などの症状を呈します。
近年の食生活の欧米化や、ピロリ菌感染率の低下、高齢化になどにより患者数は増加傾向だそうです。
すぐに命に関わるような病気ではないようです。
胃酸の逆流が起こりやすくなる原因としては、加齢になどより背骨が曲がり、前かがみになる結果、腹圧が上昇することが挙げられています。
他にも、脂肪の摂取量が多いと、食道下部の括約筋を緩めるコレシストキニンという物質が分泌される為だとされています。
まぁよく分かりませんが、要するに年取ったってことですね(笑)
猫背なイッサンは、姿勢に気をつけます!
胃ポリープ
胃の粘膜の上皮に局所的に隆起(りゅうき)した病変です。
30歳以上の年代で増加する傾向にあるそうで、がん化することはまれだそうです。
2センチ以上になると内視鏡検査で切除するそうですが、イッサンの胃ポリープは3ミリ。
毎年の胃カメラ検査で経過観察で大丈夫。
胃粘膜下腫瘍
胃の粘膜下(胃の壁の中)に存在し、正常な粘膜に覆われており、胃の内腔になだらかに突出している病変です。
こちらは、経過観察中に大きくなったり、形がいびつになったり、出血や潰瘍(かいよう=皮膚や粘膜などを覆う上皮組織が欠損し、その下の組織に至った状態)をきたすと、悪性腫瘍である可能性も出てくるそうです。
イッサンの胃粘膜下腫瘍の大きさは毎年変わらずと言った状態。
今回も安心です。
胃びらん
胃酸の分泌過多や胃の表面の防御機能の低下により、胃の粘膜があれている状態です。
無症状のことも多く、内視鏡検査でたまたま見つかる場合もあるそうです。
イッサンがそうです。
胃痛や胃もたれ、吐き気などの症状がある酷い場合は、胃酸の分泌を抑える薬や、胃の防御機能を高める薬で治療するそうです。
そこまで症状がひどくないイッサンは経過観察。
こちらも安心です。
上部内視鏡検査の結果を見て
バリウム検査の時は「異常なし!」と言われていたのに、上部内視鏡検査になると、直ぐにこれだけの症状が発見されました。
バリウム検査は全く当てになりませんね(^^;
今年も経過観察で一安心。
お酒も飲まない、タバコも吸わないイッサン。
それでもこれだけの症状がありますので、お酒、タバコが好きな方は、ちゃんと検査を受けましょう。
上部内視鏡検査の余談
イッサンが行ってる病院では、鎮静剤を使って眠った状態で検査してくれます。
これ超おすすめです!!
検査前にルートを取って点滴を開始され、その状態で検査室へ。
検査台に横になり、穴の開いたマウスピースの様なものを加えさせられ、お医者さんが、「今から鎮静剤入れていきますので、ちょっと血管がピリピリすると思いますが、15秒くらい我慢してくださいね」と言われ、テレビ画面を見ているように言われます。
すると、15秒もしない間に眠りについていました(笑)
次に目覚めた時は、すでに検査は終了。
全く苦痛なく、何ならぐっすり眠れて、のどなんかに違和感もなく終わりました。
意識がもうろうとする中で、看護師さんに支えられて車いすに乗ります。
そのまま隣の部屋に運ばれて、ベットに寝かされ、「点滴がもう少し残ってますので、その間はしっかり寝ていて下さいね」といわれ、30分位横になり、点滴が終わるまで寝ています。
気が付くと点滴も終わり、枕もとの呼び出しボタンを押し、看護師さんを呼んだところ、なんとその看護師さん、長女ちゃんの同級生のお母さんでした(笑)
何だか安心したような、恥ずかしいような、そんな複雑な気持ちにされました(笑)
鎮静剤を使った後は、車やバイクの運転は出来ませんので、ご注意を。
イッサンは、電車で帰りました。
鎮静剤の量
始めて鎮静剤を使った時は、その日の夕方前までフラフラしていました。
これはいかんと言うことで、2回目からは鎮静剤の量を減らしてもらいました。
すると、検査後2時間後には結構スッキリ。
量を調整してもらえますので、ご参考までに。
看護師さんに鎮静剤の量を減らすようにお願いした時、「お酒は飲まれないんですか?」と聞かれましたので、もしかしたらお酒を飲まない人は、鎮静剤が良く効くのかな?って思いました。推測ですが。
〆
検査終了後は、病院よりお弁当が出ます。
前日の21時以降は何も食べていないので、ありがたいです。

天気が良いので、港のベンチに座り頂きました。
ちょっと贅沢な時間。
健康診断後の楽しみの一つです(^^)
会社勤めの方は定期的に健康診断がありますが、自営業者の方は決まっていません。
自分の体の状態を知る事は大切な事。
家族の為にも毎年必ず健康診断は受けましょう。
その際は「上部消化管内視鏡検査」も忘れずに。
これでまた1年安心して過ごせます。
本日はこの辺で。

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