スケートボードが進むためにはウィール(タイヤ)が回らなければなりません。
そこで重要になってくる部品のベアリング。
最近、回転が悪くなってきたのでベアリングの掃除をしたいと思います。
ついでに、古くなって黄ばんだウィールも交換です。
現在のウィールとベアリング
こんな感じです。

ウィール黄ばんでボロボロ、ベアリングは汚れで真っ黒です(^^;
おまけにアクスルナットも潰れてボコボコ。
このウィール、何年使っているのだろうか?
おそらく、軽く10年以上は経過していると思います。
それにしても、スケートボードの部品は長持ちしますね~。
ベアリングもニューヨークに行った20年前に買った物をまだ使っています。
十分に元が取れてますね。
それではバラシてベアリングの掃除をしていきましょう。
用意するもの
- ビニール手袋
- 紙皿(耐水性の物)
- パーツクリーナー(洗浄用のスプレー)
- オイル
- ウエス
以上です。
こんな感じです。


同じ商品がこちら↓↓

同じ商品がこちら↓↓
パーツクリーナーですが、以前もお話ししましたが、ホームセンターに売っているパーツクリーナーでも良いのですが、ベアリングに組み込まれている樹脂で出来た部品を痛める恐れがあるので、ベアリングにも対応しているパーツクリーナーをお勧めします。
こちらのパーツクリーナーは釣具屋さんにも売っています。
釣りで使うリールにもベアリングが入っているので、それを洗浄するのに使えるパーツクリーナーです。
オイルは、ベアリングと同じメーカーにしました。何となく。
メンテナンス開始
ベアリングをウィールから取り外し、ベアリングの蓋をカッターナイフなどで外します。
蓋が付いた状態がこちら。

これを外すとこうなります。

中に6つの球があり、それを樹脂の部品で支えています。
真っ黒ですね(^^;
それではパーツクリーナーを掛けていきます。

一つずつ、タップリと吹きかけていきます。
たまに手に取ってベアリングを回転させながら、中のゴミを出していきましょう。
タップリとベアリングが浸るまでかけ続きます。

凄い汚れです!
蓋を外して洗浄するのは初めてですので、ニューヨークで付いた汚れも混ざっているかもしれませんね(^^)
それにしても汚い(^^;
しっかり汚れを落とせたら、ウエスで軽くふきます。
元々、パーツクリーナーは直ぐに乾きますのでそこまでしっかり拭かなくてもざっくりでOK。
これで洗浄終了です。
次はオイルを注しましょう。

僕はの場合は、球の部分に一滴ずつオイルを注入しました。
注入させたら手で持って回転させて、オイルを馴染ませます。
これで完了。
蓋をはめて行きます。
と、ここでアクシデントが(^^;
ふ、蓋が劣化してベアリングに取付できません!

蓋自体は金属ですが、ゴムの様な素材がそれを覆うように装着されています。
ですので、蓋の表面はゴムの様な部品になっています。
そのゴムの部分が劣化して内側も外側もボロボロに。
蓋が無いけどどうするの?
でも大丈夫です!
蓋なしでもベアリングは機能します。
逆に蓋が無い方がよく回転する様になるとか。
僕としては、本来付いている物が無いのは気持ち悪いですが、今回は仕方ありません。
そして、なんと、アメリカではベアリングの蓋をわざと外して乗るのが流行っていそうです!
蓋を外すことで、ベアリングの中に入ったゴミが外に出やすいから、よく回転するようになるとのこと。
日本でもそれに感化されてベアリングの蓋を外してるスケーターも増えてきているそうです。
何だか分からないけど、たまたま流行に乗ってしまいました(笑)
よし、蓋なしで乗ろう!
NEWウィール
今回はこちらにしました。

ベアリングと同じメーカー、BONES(ボーンズ)のSTF、V1。
サイズは52mm
こちらは、高品質なウレタンを使用し、グリップ力に優れ、パンクしにくいウィールとして評判だそうです。
STFと言うのはSTREET TECH FORMの略で、パークよりも街、つまりストリートで滑る用のウィール。
他にもSPFというパークで滑る用のモデルもあります。
V1は形状の違いを示す名称で、V1~V5まであります。
僕のV1のオールラウンドなモデル。
同じ商品がこちら↓↓
以前つけていたウィールと比較してみました。

黄ばみと傷み具合がよく分かる(^^;
ちなみに、以前使っていたウィールのサイズも52mm。
使っていると削れていって、こんなに小さくなるんですね。
永い間、お世話になりました(T_T)
いざ取付
じゃ~ん。

ベアリングもきれいになって、ウィールとアクスルナットも新品。
気持ちが良いですね(^^)
さて皆さん、お気づきですか?
新しいウィールの柄が無くなっている事を!
そうなんです。
柄を裏にして組んだのです。
僕は昔からこのスタイル。
なので、内側に柄があります。
特に理由はありませんが、高校生くらいの時、ウィールの柄を外に向けて取り付けていたら、柄が消えやすい事に気づき、内側に柄を向けて付けたのが始まりです。
それからずっと、験(げん)担ぎのようにこうしています。
なんか安心するんですよね(^^)
乗った感じは?
試乗しましたが、とにかくよく進みます!
ベアリングの洗浄よりも、ウィールが新しくなったことの方が効いてるようです。
ベアリングの蓋を外しているので、そちらの耐久性なんかも観察していきたいと思います。
〆
何でもそうですが、キレイになると気持ちが良いですね。
服もそう。車もそう。庭もそう。
何でも手入れしてあげることで更に愛着も増します。
良い事しかない!
ついつい面倒くさくなっちゃいますが、自分や家族の所有物、それが高価でも安価でも、手入れを怠らず大切に使いましょう。
資源の問題もありますが、そこは心の問題としておきます。
道具を大切に。
本日はこの辺で。
コメント