最近、面白い本を読んでいて考えさせられました。
皆さんはどれにあてはまりますか?
ギブアンドテイク
「ギブアンドテイク」この言葉はよく耳にすると思います。
これが常識!って感じがしますよね。
与えられたら与え返す。
そんな意味です。
要するに五分五分の関係の事だと思います。
しかし、この本を読むと、その概念が変わります。
マッチャー
この本では、「ギブアンドテイク」、つまり与えられた分だけ与え返す人の事を「マッチャー」と呼んでいます。
「マッチ」ってことですね。
五分五分でお互い様の関係。
与えられた分は与え返すが、それ以上はしない。
借りも貸しも作らないタイプの人間です。
これを聞くと、当然のことだと思うのではないでしょうか。

ギバー
この本では、見返りを考えず、与え続ける人の事を「ギバー」と呼んでいます。
「ギブ」ってことです。
どうです?皆さんの周りにも一人はいますか?
ギバーって、なかなかお目に掛かれない人種かも知れません。
悪い言い方をすれば、「お人好し」と言った感じでしょうか。
年配の方に多い様に思います。
逆に若くしてギバーである人はかなり少ないのではないでしょうか。

テイカー
この本では、自分に与えられる事しか考えていない人の事を「テイカー」と呼んでいます。
自分の利益しか考えず、人の手柄も自分の手柄としてしまう。
恐ろしいですが、周りにもいるはずです。
イッサンは直ぐに数人の人物が思い浮かびました(笑)
同族会社の社長なんかに多いのかな?と思います。
とにかく自分の利益を追求し、自分の事しか考えない。
しかし、表向きは「ギバー」のふりをする人も多いので要注意です。
よ~くその人の事を見ていれば分かると思います。
「火のない所に煙は立たぬ」と言うことわざ通り、怪しい噂には注意しましょう。

どれが良いのか?
人それぞれ色々な考え方があります。
大部分のマッチャーは自分たちが正しいと思っているでしょう。
それが「Win Win」だと考えているのでしょう。
それはそれで良いのです。
少数のギバーは何が正しいかと言うよりも、「そうしたいからしているだけ」と思っている人が多いので、良い悪いの判断基準ではありません。
テイカーはと言うと、もちろん自分に一番与えて欲しいと思っている強欲な人間ですので、他人の事は考えていません。
それが当たり前の思考です。
皆さんならどれが良いと思います?
良い悪いと言うよりも、損得で考えたら少し見えてくるかもしれません。
では、一番得をしている人、損をしている人はどれにあてはまるのでしょうか?
一番得をしているのは?
やはり「ギバー」なんですね。
ギバーは損得関係なく人に与え続けるので、一見損しそうなのですが、そうではないのです。
見返りを求めず与え続けることで、沢山の味方、仲間が増えて行きます。
与えられた側がマッチャーなら、その分返してくるでしょうし、その相手がギバーなら、されなる相乗効果が生まれることも想像できると思います。
逆に「テイカー」はどうでしょうか?
人の手柄、仲間と得た手柄も自分のものにし、人に何も与えようとしない。
常に自分の手柄を横取りされるのではないかと警戒し、人を信用せず、人を利用する。
そんな人が先々どうなるのか想像できますよね。
何でも与えてもらおうとするので、その時だけ得をしますが、長い目で見れば、仲間は去り、自分が困った時に助けてくれる人はいなくなります。
「マッチャー」はその間と言った感じです。
〆
この本には、実際にあったマッチャー、ギバー、テイカーの事例が沢山書かれています。
この本を読めば全て納得できると思います。
あなたは「マッチャー」になりたいですか?
それとも「ギバー」になりたいですか?
もしかして「テイカー」になりたいですか?
深く考えてみて下さい。
どんな人が世の中に増えれば良くなっていくのか。
本日はこの辺で。
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