今を生きることを考える~スペンサー・ジョンソンのプレゼントと言う本を読んで

人生

人間は未来に生きているのか、現在に生きているのか、それとも過去に生きているのか。

考えさせれ、シンプルな答えに辿り着く一冊の本を読んで。

スペンサー・ジョンソン

本名、パトリック・スペンサー・ジョンソンさん。

1938年11月24日、アメリカのサウスダコタ州のウォータータウンに生まれます。

医師であり、作家さんです。

1957年にカリフォルニア州シャーマンオークスのノートダム高校を卒業し、1963年に南カリフォルニア大学で心理学の学士号を取得。

他にも、アイルランド王立外科大学で医学の学位も取得しています。

住まいはハワイ州とニューハンプシャー州。

ハーバードビジネススクールとジョンFケネディ行政大学院に勤務。

2017年7月3日に、サンディエゴで亡くなりました。

78歳でした。

スペンサー・ジョンソンさんの本

そんなスペンサー・ジョンソンさんの本を読むのは2度目です。

最初に読んだ本は「チーズはどこにへ消えた?」と言うタイトルで、わりかしページ数の少ない本なのですが、その中には、人間の中にある現状維持バイアスに気づかせてくれて、その先へ進むことの大切さを教えてくれるお気に入りの一冊です。

物語形式で読み易くあっという間に読めてしまうのでオススメです!

イッサンが本を買う時は、基本的に楽天ブックスを使います。

そして、電子書籍では買いません。

理由は2つあって、仕事柄、毎日パソコンとにらめっこしているので、これ以上画面を見たくないのと、物欲を満たすためです(笑)

家の本棚に溜まっていく本を見て、「ニヤッ」としています(笑)

沢山の本を見ているだけで自分が賢くなった気分にもなれます。

イッサンは所詮そんな程度の人間です(笑)

プレゼント

この本は大切な友人から勧められた本で、自宅に到着するのを今か今かと待ちわびていました。

到着したその日の夜、友人が言ってた通り、2時間くらいで読めました

ネタバレになりますが、皆さんは未来に生きていますか?現在に生きていますか?それとも過去に生きていますか?

もちろん正解は現在ですよね。

でも思い返してみて下さい。

普段どんなことを考えて仕事や生活をしているでしょうか?

「この前のあいつの態度、腹立つな~」

「なんであの時俺だけがあんな目に合わなければいけなかったのだろうか」

「あの時ああしておけば良かったのかなぁ・・・」

と、過去の事ばかり考えたり。

「あ~、今月の稼ぎが少ないから来月は厳しいな~」

「将来の子どもの学費の為に貯金していかないと・・・」

「あの仕事、やりたくないけど早く終わらさないとな~」

と、未来の事ばかり考えたり。

そして人は想像上の色々な不安で目の前の事がおろそかになる。

そうではありませんか?

ではなぜそうなってしまうのか。

それは、いま現在を大切にしていないからなのです。

現在

いま現在に集中し、いま現在を生きることで、人間は大きく成長します。

その理由について本の内容に沿って書きますね。

子供の頃を思い出してみて下さい。

時間を忘れ、遊びにスポーツに勉強に夢中になっていた時の事を。

あの瞬間は時が経つのがあっと言う間でしたよね。

それはなぜか。

いま現在やっている事しか考えず、それに集中していたからなのです。

例えば皆さん、会社で仕事をしている時、何を考えてますか?

「めんどくせーなー、早く17時にならねーかなー」

「仕事から帰ったら何しようかなー」

「この前の上司に言われたことが腹立って仕方ねえ!」

これって全て「いま現在」の事を考えていませんよね。

はい、これが答えです。

人間ですから色々なことを考えるのは仕方ありません。

しかし、過去に起こったことや未来に起こる事を考えて生きていると言うことは、「いま現在」に生きていないと言うことになります。

「いま現在」はまさしく「今」しかありません。

その「今」起きている事に集中して生きることで、人間は大きく力を発揮し、それが周りからも認められ、成功へと導いてくれるのです。

過去

しかし、いま現在に生きていても、どうしても忘れられない事実が残っています。

それが「過去」です。

特に「過去」での失敗は、その後の人生に大きな影響を与えます。

その「過去」に囚われている為、「いま現在」を生きにくくなってしまう。

そんな人も多いと思います。

ではなぜ「過去」を引きずるのか。

それは、過去の過ちから学んでいないからなのです。

例えば、過去に会社から酷い扱いを受けたとしましょう。

具体的には、自分は頑張って会社のルール通り、3年連続でSランクの評価を獲っていたのに、昇給してくれなかったとします。

上司に対して抗議したら、上司からは「世の中こんなものだよ」と言われますが、納得がいかず更に上司に詰め寄ると、総務部の部長が出てきます。

総務部の部長に「入社前の説明とは違う」と言うと、「3年連続Sランクを獲ったら、昇給する権利が与えられるだけであって、必ずしも昇給はしない」とウソをつかれます。

更に抗議していると、取締役と社長に呼ばれ、そこでも「自分が言っている事が正しい!会社は嘘をついている!」と強い口調で攻め立てます。

すると社長が「あのね~〇〇君、きみ年間いくら稼いでいると思ってるの?会社のルール通りにSランクの評価をもらっていたからって、結局は△△君の方がきみの10倍は稼いでいるよねぇ?その△△君がSランクの評価を獲っていないからと言って、〇〇君よりも給料が低かったら△△君が可哀想でしょ?」

と、元も子もないような事を言い始めます。

それからと言うもの、〇〇君は仕事への意欲が消え、やる気が無くなり「あの時昇給してくれなかった会社が全部悪い!クソ~!」と怒りの気持ちがずっと消えません。

その後何年もその気持ちが消えず、頑張っていた仕事もいい加減になり、評価もどんどん下がって行きました。

話しが長くなりましたが、〇〇君は何が悪かったのでしょうか?

もちろん、入社前に説明した内容をテメーの都合で変えた会社が一番悪いのですが(笑)それは置いときましょう。

〇〇君が悪かったのは、「過去」の出来事から学ばなかった事です。

人間、「過去」に起こった嫌な出来事の中には何かしらのヒントが隠れています。

この〇〇君出来事で学ぶ点は、上司や会社への伝え方であったり自分の出世への過剰な執着心であったり見せかけだけの頑張りであったり他人の事など考えていないことにあるのです。

どうして〇〇君のことがそんなに分かるのかって?それは〇〇君=イッサンのことですから(笑)

こうして、「過去」に起こった嫌な出来事から学ぶと、その呪縛から逃れることができ、また「いま現在」をしっかりと生きることが出来るのです。

イッサンの好きなアニメ「機動戦士ガンダム」でもこの様なセリフがあります。

「過ちを気に病むことはない。 ただ認めて、次の糧にすればいい。 それが、大人の特権だ。

機動戦士ガンダムUC、第二話のフル・フロンタルのセリフです。 

フル・フロンタルの言う通りなのです。

未来

ここまで「現在」「過去」と学びましたね。

そして最後は未来です。

未来は誰も分かりません。

その分からない未来の事で、人々は不安になります。

しかし、分からない未来でも、「こんなふうになってほしい」と言う未来を計画してみたらどうでしょうか?

それを実現するために、現実的な計画を作る。

「こんなふうになってほしい」という計画を立てれば、未来像がハッキリとし、「いま現在」の不安が無くなります。

人間は未来像が見えないから不安になります。

チェンソーマンに出てくる「未来の悪魔」と契約すれば、少し先の未来が見えますが、悪魔との契約はしたくありませんよね(笑)

自分で「こんなふうになってほしい」と思う未来を計画する。

正直言ってイッサンはまだそこまで追いつけていません(^^;

ただただ漠然と「家族が何不自由なく暮らしていきたい」とか「好きな車に乗っていたい」など、そんな程度です。

では、そうするためにどうしていくべきかをしっかりと計画していくのですが、なかなか難しいなと思います。

時間が掛かっても計画は必要ですので、この漠然とした考えに決別し、ゴールを想像してみたいと思います。

おそらく、そのゴールは日々変化していくのではないでしょうか。

未来には予測のつかない事が起こります。

その都度その都度修正する。

その様なイメージでしょうか。

「未来」と言う言葉は、希望と不安が入り乱れる言葉に感じますよね。

それを計画でスッキリさせましょう!

凄いですよね。

「いま現在」を生きる。

これだけシンプルに、当たり前のことを言葉にして教えてくれる。

スペンサー・ジョンソンさんの文章力に驚かされます。

かなりネタバレの内容を含みましたが、イッサンなりの解釈も入っていますので、この「プレゼント」と言う本を手に取って、是非一度読んでみてください。

そして、みなさんの感想を聞かせて下さいね(^^)

いや~、本って本当に素晴らしい。

本日はこの辺で。


イッサン

「イッサン」は保育園の時に友達から付けられたニックネーム。

アイコンは自作の煉獄さん。

可愛い三姉妹と奥様の5人家族。

長女ちゃん→難病の神経線維腫症1型(レックリングハウゼン病)

次女ちゃん→HSC,場面緘黙,母子分離不安症(小2で不登校気味→保健室登校→別室登校→現在は殆どの授業に参加中!)

三女ちゃん→いつもニコニコ元気な小学1年生!

趣味は読書と車とスケートボード。

人生を上手く渡ってきたつもりな1979年式の44歳。

経歴→元携帯電話ショップ店長、元スノーボード&スケートボードショップ店員、元中学校生徒指導員、元美容師etc... そして今は会社員。

21歳の夏、愛車エルカミーノを売り払い、単身ニューヨークへ。三か月間ステイして毎日スケートボード三昧の生活。そして翌年も渡米。そのまま突っ走るつもりが、今の奥様と出会い、暖かい家庭を築くことに。

そんな自分が会社員である違和感を抱えつつ、家族との愛を育みながらながら、育児に奮闘する毎日や趣味の事などを綴っています。

色々な経験を活かして、少しでも皆様のお役に立てる情報を発信できればと思います。

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