先月行ったお遍路さんの時のお話し。

次女ちゃん
現在小学5年生の次女ちゃん。
趣味はゲーム(特にフォートナイト)、お絵描き。
園児の頃から絵が上手で、それは今も尚健在。
最近も、学校の授業で描いた絵がコンクールに出展されました(^^)
そんな次女ちゃんの性格は真面目で素直であり、ひょうきんなところもあり、家ではとてもよくしゃべります。
ご存知の通り、小学2年生の時から不登校気味になりましたが、今では毎日学校に行けています。
それは色々な方のお陰もあり、本人の成長も重なり、少しずつ前進している感じ。
しかし、「場面緘黙」という症状があり、学校では一切しゃべりません。
そんな次女ちゃんが、お遍路さんの納札にこんなことを書いていました。

願い
今までお遍路さんでの納札は、長女ちゃんの「病気平癒」とイッサンの「家内安全・先祖供養」の2枚だけでした。
次女ちゃんも5年生になり、「次女ちゃんも納札書いてみる?」と尋ねると、「う~ん」と少し悩んだあと、「書く~!」と言って書いてくれました。
その願いが、「勇気が出ますように」。
それは、学校でしゃべる「勇気が出ますように」だそうです。
次女ちゃんの心の中には「学校で〇〇ちゃん、〇〇君としゃべれたらな~」という思いがあります。
その願いを納め札に書きました。
本当に叶ってほしいと思います。

次女ちゃんの場面緘黙
場面緘黙(ばめんかんもく)は選択性緘黙(せんたくせいかんもく)とも呼ばれていて、学校や職場など、ある特定の社会的場面で話すことが出来なくなる症状のことです。
最近では不安症、恐怖症の一種と捉えられるようになってきました。
「話すのが怖い」のではなく「自分が話すのを他の人から聞かれたり見られたりすることに怖れを感じる」のです。
発症の原因ですが、先天的な要因と環境要因が考えられており、育て方が原因ではないことが分かっているそうです。
発症する割合は500人に1人で、5歳未満で発症することが多く、年齢とともに5~10年以内に改善することが多いようですが、10歳までに改善しない場合、慢性化して成人になっても症状が続く場合もあるそうです。
症状の改善方法としては、本人にとって不安が低い場面から、少しずつチャレンジしていき、徐々に話したり、活動に参加したりできる状況を増やしていく「行動療法」が効果的とされています。
学校との連携で、今は体育以外のすべての授業に参加できるようになりました。
学校では、特に同学年の友達としゃべれません。
先生からの質問にも答えられないのでうなずくだけです。
そんな次女ちゃんですが、小学1年生の三女ちゃんの友達とはしゃべれるそうです。
そうなったキッカケは、親友Rちゃんがインフルエンザで1週間ほど欠席した時。
休み時間となると、常にRちゃんと行動を共にしていた次女ちゃんですが、そのRちゃんがいない時に助けてくれたのが三女ちゃん。
保健委員の次女ちゃんは、毎朝の健康観察版を職員室まで取りに行きます。
いつもはRちゃんが一緒についてきてくれて、職員室に入る前に「失礼します」と言って入室し、健康観察版を取ると「失礼しました」と言ってくれるのも全部Rちゃん。
それを、Rちゃんがいないときは三女ちゃんが代わりに付き添って「失礼します」や「失礼しました」などの挨拶を言ってくれたのです。
どっちがお姉ちゃんやねん!とツッコミたくなりますよね(笑)
それがキッカケとなり、休み時間も1年生の子たちと一緒に遊んでいる際、1年生のことはお話しが出来たのだとか。
それも進歩の一つですかね。
5年生になってからは、担任の先生が変わり、あまり次女ちゃんの背中を押してくれなくなり、成長が少し低迷気味。
学校とももう一度話し合いを行った方が良いかも知れません。

〆
元々、次女ちゃんは園児の時から園でもそんなにおしゃべりな方ではなかったです。
生まれ持っての性格という部分が大きい気がしますが、このままでは近い将来、高校受験の時などが心配です。
面接官としゃべれなければまさしく話になりません。
今回のお遍路さんでの願いが叶うよう、スモールステップを踏み、少しずつでも改善していければと思います。
本日はこの辺で。

コメント