「幸せ」っていったいなんなのか?
どういう基準で感じられるのか?
少し考えてみました。

幸せとは
先ずは「幸せ」の言葉の意味を調べました。
幸せ(しあわせ) 運がよいこと。幸運。幸福。
ちょっと思ってたのと違いますね(^^;
「運がよいこと」も確かに幸せですが、ちょっと違う気がする。
では「幸福」の言葉の意味を調べましょう。
幸福(こうふく) 幸福とは、心が満ち足りていること。幸せともいう。人間は古来、幸福になるための方法に深い関心を寄せてきた。 幸福についての考察や、幸福であるためにはどのような生き方をすべきであるか、その方法論を提示した文章・書物は「幸福論」と呼ばれている。幸福を倫理の最高目的と考え、行為の基準を幸福におく説を幸福主義という。 Wikipediaより
最初の一文がまさに。
「心が満ち足りていること」これでしょうかね。
昔から良く聞く言葉で、「いくらお金があっても幸せにはなれない」とあります。
果たしてそれは本当なのでしょうか。
大金持ちでない皆さんも想像してみて下さい(笑)
お金が沢山ある状態です。
買い物をする際は値札を見ずに何でも買えます。
自宅は広く、ガレージには高級車が何台も停まっています。
ロールスロイス、ベントレー、ランボルギーニ、フェラーリ、メルセデス。
BMWなんて庶民の車です(笑)
その日に着る服がクローゼットにずら~っと並び、身に付ける時計やアクセサリーも高級なモノばかり。
家事は家政婦さんが行いますのでまさに自由です。
どうですか?
これって「幸福」ですか?
「物」では満たされていますが「心」は満たされているのでしょうか?
幸福とは「心」がポイントなのかな?
心
心とは。
どんどん難しくなっていきますね~(笑)
「心」と言う言葉の意味を調べてみましょう。
心(こころ) 1.体に対し(しかも体の中に宿るものとしての)知識・感情・意志などの精神的な働きのもとになると見られているもの。また、その働き。 「―ここにあらず」(うわのそらだ) 2.事物の内にこもっていて、それの価値のもとになるようなもの。 Oxford Languagesより
どうです?
分かりますか?
イッサンはよく分かりません(笑)
では「精神」とはどういう意味なのでしょうか。
精神(せいしん) 1 人間のこころ。また、その知的な働き。「健全な―」 2 物質に対し、人間を含む生命一般の原理とみなされた霊魂。たましい。 3 物事をなしとげようとする心の働き。気力。「―を鍛える」「―統一」 4 物事の基本的な意義・理念。「憲法の―」 5 ある歴史的過程や共同体などを特徴づける意識形態。「時代―」「民族―」 goo辞書より
精神は人間の心でもあるのかぁ~。
更に難しくなってきましたね~(笑)
ここで言う「精神」とは、3の物事をなしとげようとする心の働き。気力。ではないかなと思います。
何か物事を成し遂げようと思った時、心が「よし、やるぞ!」と、燃え始めます。
それを成し遂げるためには色々な障壁を乗り越えなければなりません。
その障壁を乗り越えるために気力を使います。
気力とは、何かを行おうとする精神力。気持ちの張りです。
そして、その物事が成し遂げられた時、人間は心が満たされ、幸福感を得られると言うことでしょう。
いや、待てよ。
物事を成し遂げていなくても幸せを感じている気がする。
感じている幸せ
「幸せ」とは様々ですね。
例えば家族。
家族みんなが何気ない会話で笑ったり、楽しそうにしている姿を見ると幸せを感じます。
これは物事を成し遂げているとは言えません。
物事を成し遂げた時の幸せとは、例えば、頑張って勉強して検定試験に合格した時など、何か目標を立てて、それに向かって努力した結果得られるものであって、何もしていない時に感じる幸せとはまた違います。
イッサンの感じている「幸せ」とは少し違います。
最初に書いた通り幸せとは、「心が満ち足りていること」ですので、逆に言うと不満なことがなく、自分が望んでいる状態であることだと思います。
恵まれていて不平を感じす、満足できていて楽しいと言うのが「幸せ」ですね。
ちょっと遠回りしましたが、見えてきました。
「全ての事が上手くいっていて100%完璧に幸せ」とまではいきませんが、イッサンは今幸せです。
プライベートでは愛する家族や親戚、友人に囲まれ、仕事場ではある程度自由もあり、殆どストレスがなく過ごせています。
仕事に関しては気軽に話しかけて来てくれる仲間たちにも恵まれているお陰ですね。
この時間が一生続くと言うことは無いでしょうけど、今の幸せを保てるように努力していきたいと思います。
幸せな理由
今なぜこんなに「幸せ」を感じている事が出来ているのか考えました。
すると、一つの答えが。
それは、ここ数年でイッサン自身の「心」、つまり「精神」が変わって来たからだと思います。
今の会社に戻って来て約5年。
良い仲間との出会いのお陰で読み始めた本。
そこで得た知識や考え方を元に行動を変えた結果が今に繋がっている。
イッサンはそう思っています。
人は1人では生きて行けず、支え合って生きている。
この世に生まれてきたからには、人の役に立つ事をする。
それはどんな小さなことからでも良い。
その行いがいつか自分に返ってくる。
それに気づいた時、人の為になることをする喜びや楽しさを知りました。
イッサンがPTA会長をしたのもその理由からです。
みんながやりたがらない事をやると、みんなから感謝されます。
三姉妹ちゃんたちとやっている、近所のゴミ拾いもそうです。
読んだ本の一節にこう書いていました。
「ゴミを一つ拾うと幸せを一つ拾うの同じ」
まさにその通りだと感じています。
今イッサンの幸せは、他人に与えた感謝や幸せの数なのだと確信しています。
PTA会長をすることで、小中学校統廃合の検討委員を務めることで、自分が自由に使えるはずの有給休暇が沢山減って行きますが感謝されます。
近所のゴミを拾っていると、近所の知らない人からも「ゴミを拾ってくれてありがとう」と言ってもらえ、感謝されます。
感謝の数が幸せの数。
今、自分が無理なく出来る事をやる。
そんなスタイルで人の役に立ちながら、自分の幸せを作るのだと思います。

〆
ある本にこう書いていました。
「人間が生まれてきた理由は、今の世の中を少しだけ良くして次の世代に受け継いでいくこと」
これもまた、人の為になり、役に立つことですよね。
この様な言葉もあります「与えよ、さらば与えられん」。
これは、「与えられたいのなら先ずは自分から与える。そうすれば回り回って自分に返って来る」と言う意味です。
イッサンはここ1、2年で身をもって何となく体験できました。
これが全てではないと思いますが、今のイッサンの幸せは、確実にここからも来ていると思います。
今では、前職での失敗がよく分かります。
その時のイッサンにこの「心」が無かったからだと確信しています。
自分の事ばかり考えていてはダメであることをこの歳になって学びました。
もう少し早く気づけばよかったのですが、これがイッサンのタイミングだったのです。
いつ気づいたとしても遅いと言うことはありません。
思い立ったが吉日。
自分が気づいた日が、それを始める日なのです。
皆さんも人の役に立つことを率先してやってみて下さい。
きっと人生が変わってきます。
本日はこの辺で。

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