この夏の事。
一昨年から何も動きが無いセルメチニブの状況について、アストラゼネカに問い合わせてみました。
セルメチニブ
神経線維腫症1型(またの名をレックリングハウゼン病)の患者に起こることなのですが、神経に腫瘍が出来ると言う厄介な病気。
神経に出来るのでその腫瘍は簡単に切除できません。
切除すると必ずと言って良いほど神経をキズ付けてしまいます。
その腫瘍に有効な薬がセルメチニブ。
以下アストラゼネカのサイトより↓↓
それから2年が経過し、その間、治験が行われている事を探し当て、アストラゼネカに連絡しましたが治験の受付は終了していました。
しかし、その時アストラゼネカの方に、「一回目の治験結果を元に、国に申請する予定です」と言う嬉しい情報を入手。
それでも未だに承認されておらず、長女ちゃんが通う大学病院の先生に毎回セルメチニブのことを聞いていますが、未だに承認されていないようでした。
しびれを切らしたイッサンは、再度アストラゼネカに連絡することに。
アストラゼネカではない?
アストラゼネカに電話し、一昨年に電話したことを伝えると、驚きの答えが返ってきたのです!
「セルメチニブに関してはアストラゼネカではなく、アレクシオン・ファーマ・合同会社の取り扱いになってますので、弊社ではございません。」
な、な、な、なんですと!?
そんな事一切知りませんでしたけど!!
一瞬よく分からなかったので、「一昨年はそちらに電話して教えて頂いたのですか?」と尋ねると、「現在はアレクシオン・ファーマ・合同会社の取り扱いになっております」
と、同じことの繰り返しで何の説明もしてくれません。
アレクシオンの電話番号を教えてもらい。電話を切りました。
ちょっとした絶望感を味わいながら・・・。
アレクシオンに電話
教えられたアレクシオン・ファーマ・合同会社の電話番号に電話し、アストラゼネカからこちらに電話するように言われたことを伝え、セルメチニブのことを聞いてみました。
すると、「現時点ではお客様にお伝えできる情報はございません」とのことでした。
その後も結構食い下がって色々尋ねたんですが、何の進展も無し。
現在の状況も今後の状況も何も分からずじまいでした。
電話を切る前に、「うちの娘にはその薬が必要ですので、どうか一日でも早く承認を得られるように頑張って下さい!」と伝えました。
このまま悶々とした気持ちのままではいられません。
そもそもなぜセルメチニブがアストラゼネカからアレクシオン・ファーマに移ったのか?
そもそもアレクシオン・ファーマ合同会社ってどんな会社なのか?
ネットで調べてみました。
それは理解しました。
しかし、セルメチニブに関してのことは何も分かっていません。
一番心配なのは、アレクシオン・ファーマに変わってから、セルメチニブの進展が遅れたりすることでした。
そこでイッサン、ある方法を思いついたのです。
大分大学附属病院
こうなったら、治験が行われた病院を調べて電話してやろう!と思い、ネットで調べると、大分大学附属病院であることが分かり、電話で聞いてみました。
治験を担当された医師に繋いで頂き、一昨年アストラゼネカに問い合わせた話から、アレクシオン・ファーマ合同会社に問い合わせた話、長女の話を聞いて頂きました。
そしてストレートに、実際今はどの様な状況なのか尋ねると、この様な回答を頂けました。
「アレクシオン・ファーマに変わったのは、ただ製造販売の会社が変わっただけで、そのせいで開発や承認が遅れたりと言うことはありませんので安心して下さい。セルメチニブの方は今まで通り順調に進んでいて、あまり大きな声では言えませんが、本当に近い将来使えるようになると思いますよ(^^) 。今、小さいお子様向けの治験が始まるのですが、娘さんは少し大きいので参加出来ませんが、その治験に参加しなくても良いくらい早い段階で使えるようになるのではないかと思います(^^) 」
と、とてもフレンドリーなお医者さんで、詳しく、イッサンを安心させる様に話して下さいました。
電話して良かった!
〆
セルメチニブ、待ち遠しいですね。
早く皆さんにも吉報を伝えられる様に、電波を張り巡らせたいと思います!
本日はこの辺で。
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