初心者のスケーターにスケートボードを教えることになりました。
初めてのスケートボードスクール
今まで人にスケートボードを教えたことは何度もありました。
しかし、スケートボードを教えるだけの為にスケートボードをするのは初めて。
これはやはりスケートボードスクールと言っても良いのかなと思います。
人生で初めてのスケートボードスクール、開講です。
生徒さん
“生徒さん”なんて呼び方したら大袈裟ですね(^^;
でも雰囲気が出るのでそう呼ばせてください(笑)
今回は4名の方に教えました。
先ずはAさん。
42歳男性。
スノーボード、サーフィンをの経験者。
サーフィン練習用のYOWと言うスケートボードは持ってて、結構乗りこなせてます。
お次はBさん。
27歳男性。
趣味はトレーニングで仕事終わりにランニングしたり公園で懸垂したり、ジムでは180キロを担いで屈伸出来る程のキン肉マン!
横乗りスポーツは初めてで、ぎこちないながらもプッシュ、チクタク、ターンは出来ていて、現在オーリー練習で躓いております。
そしてCさん。
40代半ばの女性。
サーフィン初心者さん。
新型コロナウイルスが流行しだしてからなかなかサーフィンに行けず、サーフィン練習用にYOWを買ってサーフィンの練習を始めたところ、友人からトリック用のスケートボードを貰って乗っていたらハマってしまったそうです。
一人で近所の公園でスケボーの練習してると、警察官がやってきて職務質問されたと言う経歴の持ち主!
本物のスケーターですね~(笑)
他の生徒さんの中でもこの方が一番上手でした。
プッシュ、チクタクもあまりぎこちなくない動きで、オーリーも練習されてて少しだけ浮いてました。
ショービットと言う、板を横に180°回転させる技も練習中で、あと一息と言ったところ。
20代の息子さんと娘さんがいらっしゃって、その二人も同時期にスケートボードを始めたそうです。
息子さんはオーリー練習中になかなか出来ず、挫折してしまったそうです。残念。
娘さんはお仕事の都合で来られませんでした。
また次回ですね。
そしてなんとこの女性、もうお孫さんがいらっしゃるそうです!
ファンキーなグランドマザー!
2歳になるお孫さんをスケートボードに乗せて手を引っ張り遊んであげてるそうです。
2歳からスケートボードに乗せるなんて、英才教育ですね!
将来が楽しみです(笑)
最後は僕の友人D君
スノーボード経験者でスケートボードには全く興味がなかったのですが、僕が職場にスケートボードで現れだしてから気になり始め、最近では行くたびにスケートボードの話になります。
その友人も皆んなに混ざって一緒にやる事になりました。
平均年齢約40歳のスケートボードスクール開催です!
先ずはお手並み拝見
先ずは皆さんに滑ってもらい、それぞれの注意点を探ることに。
一番若い27歳の男性B君は、滑っているときに重心が高く、もう少し腰を落とすように教えると、滑りも安定。
チクタクもバックサイド(背中側)が苦手と言うことで、もっと上半身を使うように注意しました。
流石若者。
これだけでだいぶ滑りが良くなりました。
お次は女性スケーターのCさん。
プッシュ後の体勢や体の向きを注意した位ですね。
オーリーは苦戦していたので、コツを教えましたがまだまだと言ったところ。
ショービットもコツを教えたのですが、あと一歩のところで乗れない。
もっといい教え方があるのだとあるのだと思いますが、僕の指導力不足です・・・。
次回はもっといいアドバイスが出来る様に勉強しときます。
そしてAさんと友人のD君。
プッシュとチクタクは何とかできますが、まだぎこちないのでしっかり乗って慣れることを教えました。
しかし、他の2人がオーリーを練習しているのを見てやりたくなった様で、オーリーも教えましたが、こちらの2人はまだまだこれからですね(^^;
談笑~最高な気持ち
この日、早朝は小雨。
開始時間の9時には曇りとなり、10時には晴れてきました。
皆んなの日ごろの行いですね。
あまり休憩もせずストイックに滑ってましたが、少し休憩がてら談笑を。
皆さん同じことを言ってましたが、「心折れる所だった」そうです。
仲間いても近くには一緒に滑る人はいない。
一人で黙々と練習に励むがなかなか上達しない。
そりゃ心折れそうになりますよね。
「今日こうやって教えてくださったり、褒めて下さったりして、モチベーションが上がりました。ありがとうございます」
僕にそう言って下さったCさん。
僕は何とも言えない、心が幸せで満たされる様な、逆に僕がスケートボードに対して「ありがとう」の気持ちがこみ上げてくる様な。
そんな気持ちで満たされとても心地良い感覚になりました。
人は支え合い、誰かの役に立ちつ事が本質であるかの様な。
それを体現できた時の達成感の様な。
そんな素晴らしい気持ちにさせてもらいました。
その後、僕はテンションも上がりデモンストレーションとして色々な技を披露しました。
10年以上やっていない技が何度も決まり、生徒さんたちを更に沸かすことが出来ました。
アドレナリンがかなり出ていたのでしょうね(笑)
僕は今までスケートボードと言う名の列車に乗ってそのレールを走り、時には下車する。
そしてまた乗車する。
僕にはこのスケートボードの列車、レールが一番しっくり来ることがハッキリと分かりました。
人生の長い時間をスケートボードの列車に乗ってたんだな。
その感覚がハッキリと認識できました。
気持ちが満たされる。
そして心の中で自然とこの歌が流れてきました。
DJ ZEEK × 田中祥太 https://www.youtube.com/watch?v=dIKLHHSIDHk
〆
受講時間は9時~10時の予定。
時計の針は12時を指していました。
生徒さんは今日のスケートボードスクールで自分の課題と練習方法が明確になり、是非次回もお願いします!と言っていただき、僕もやった甲斐がありました。
こう言うと自己満足ですが、ボランティアとは自分の気持ちを満たし豊かにしてくれる。
人の役に立つ。
自分の出来ることで。
スケートボード。
それが僕の役の立ち方の一つ。
昔には考えもしなかった僕のスケートボードの可能性。
それが分かった素晴らしい経験となりました。
次回開催を約束し、帰路に。
良い時間をありがとう。
本日はこの辺で。
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