思い通りにいかなくて当たり前!~人生の面白さ

人生

とある友人が体調を崩して仕事を休んでいます。

その友人のお話し。

野望

その彼(管理職30代)には野望があります。

今いる会社(中小企業)を変えたいと言う野望が。

その為に、課長になり、部長になり、社長になって会社のトップに立ち、自分の考える会社に変える。

そのような野望を持つのは構いません。

しかし、並大抵の努力では社長に何てなれませんし、会社にもルールがあります。

その会社は今も年功序列を重んじる会社だそうで、その彼が頑張った所で、自分よりも努力してないであろう人が、自分よりも上の地位になることもあります。

しかし、彼はそれを変えることができると信じています。

今までは、多少なり彼の要望が会社に通っていました。

それは、彼の仕事ぶりと、会社の役員の中に親しい方がいたからです。

その親しかった役員の方が去り、今までの様に会社に意見を言っても聞き入れられず、そのことが相当ストレスになっていたようです。

こんな状態なので、特に今は視野が狭くなっていて周りが見えず、自分がやっていることが、影響の輪の外側に向かっている事を理解できていません。

いや、その事自体が影響の輪の内側であると勘違いしているのかも知れません。

そこに注力しすぎるあまり、結果が出ず、ただただイライラしてストレスが溜まり、何もかも上手くいかなくなってきています。

話を聞いていると、完全に鬱状態であるのは間違いなく、病院に行く事を勧めると、鬱と診断されることが、自分のプライドを傷つけるとして、行こうともしません。

食事もとれず、睡眠もままならない状態で、遂に会社を休みだしました。

思い通りに

会社は今まで通り、会社のルールに従って動いています。

会社はそのルール通り、人事を行い、昇進なども決めて行きます。

過去に、その彼の部下が2名昇進した際、こんな事を言ってました。

「Aは昇進させたかったけど、Bは昇進させたくなかった。なんでBなんか昇進させたのか意味が分からない」

会社からすれば、売上も年齢もBの方が上なので、Bを昇進させようと考えていたのでしょう。

しかし、彼が役員を使ってAを昇進させる様に促したので、AもBも昇進したのです。

そう言って数年が経過し、そのBが退職することに。

その際に彼は、「Bが辞めてしまったら困る。仕事が今まで通り回らない」と、Bの退職1年以上引っ張り、挙句、辞める際には「彼の為に色々やってやったのに」と言う始末。

都合が良いですよね。

そんな彼。

優秀で自分が気に入った部下には優しく、仕事をなかなか覚えられない気に入らない部下には厳しい。

「使えない者は他部署に移動させるかクビにさせる」

と言う言葉を耳にもしました。

その結果、彼の部署にはお気に入りの数名の従業員しか残っていません。

今まで会社が彼の課に優先して入れてくれていた男性従業員はみんな辞めて行き、残っているたった一人の新人男性従業員もどうなるか。

それが、今まで彼がやって来たことです。

自分の部署を思い通りに。

ある意味思い通りにはなっています。

危機感を持つ会社

会社が管理職に求めるものは何か。

もちろん、目標やノルマの達成もありますが、イッサンが考えるのは、人を採用し、教育し、育て上げてまとめていく力だと考えています。

売り上げが悪いからと、安易に部下を切り捨てるのではなく、皆が働きやすい環境を作り、育てやすい環境にする。

そして人が定着し、途中で辞める人が出ても、そこをカバーできる。

そんな体制づくりが必要かと思います。

現に、会社は男性従業員が辞めて行く事を危惧しています。

しかし、そんな彼を管理職に選んだのもその会社です。

会社も今後どの様な舵を切って行くのか。

まさに前途多難。

思い通りにならないこと

世の中思い通りになることの方が少ないです。

大したことない事ですら思い通りにするのは難しいもの。

そんな中、彼は雇われている会社を思い通りにしたいと考えています。

しかし、そう上手く行くものではありません。

最初にも書きましたが、彼が親しくしていた役員の方は今はいません。

言い方は悪いですが、親しくと言うよりは、利用していたと言った方が良いかも知れません。

実際に、その役員の方がいない所では、批判的なことを言っていますので。

その後ろ盾を失くしたことにより、会社を思い通りにする野望は遠く手の届かない所へ。

人を頼りにして成し遂げようとする野望とは、何とも儚いもの。

自分がそうしていたのに、いざ他人が同じように役員と親密にしていると、それを批判。

「あの人はあの役員に守られているから何をやっても許される」

人の振り見てなんとやらですよ。

その程度では、人の器も知れてしまいます。

話は逸れましたが、人生、思い通りにならないことだらけです。

だから人生面白い

思い通りにならないからこそ、そこで人は考え、悩み、成長するのです。

道で言うなれば、目的地に向かう途中で路線変更を余儀なくされる。

そんなイメージです。

そこで人は「どの道にするか」を考え、悩み、選びます。

そうして回避しながら進んで行く。

その時は「災難でしかない」と考えていたことが、振り返ると自分の成長に繋がっていたことを知ります。

そこで「これが人生なんだ」と悟れるかどうか。

イッサンも色々な経験をさせて頂きました。

その経験があるからこそ今があり、今の自分の行動があるのだと考えています。

「全て無駄ではない」そう思えます。

そう思えると「人生、面白いな~」と考えられる様になるのかな。

今は、周りにいる人に感謝の気持ちが大きく、その気持ちを持てる事の大切さを感じています。

彼もまだまだ若い。

壁にぶち当たり、色々な経験を積み、大きく成長してほしいと思います。

人生上手くいかないからこそ面白い。

どこかで聞いたことのあるフレーズです。

本当にそうなのかも知れません。

思い通りにいかない世の中だからこそ、面白いのかな?

今悩んいる方々、辛い時はその場を離れて休養を。

逃げる訳ではなく、守るために。

本日はこの辺で。

イッサン

「イッサン」は保育園の時に友達から付けられたニックネーム。

アイコンは自作の煉獄さん。

可愛い三姉妹と奥様の5人家族。

長女ちゃん→難病の神経線維腫症1型(レックリングハウゼン病)

次女ちゃん→HSC,場面緘黙,母子分離不安症(小2で不登校気味→保健室登校→別室登校→現在は殆どの授業に参加中!)

三女ちゃん→いつもニコニコ元気な小学1年生!

趣味は読書と車とスケートボード。

人生を上手く渡ってきたつもりな1979年式の44歳。

経歴→元携帯電話ショップ店長、元スノーボード&スケートボードショップ店員、元中学校生徒指導員、元美容師etc... そして今は会社員。

21歳の夏、愛車エルカミーノを売り払い、単身ニューヨークへ。三か月間ステイして毎日スケートボード三昧の生活。そして翌年も渡米。そのまま突っ走るつもりが、今の奥様と出会い、暖かい家庭を築くことに。

そんな自分が会社員である違和感を抱えつつ、家族との愛を育みながらながら、育児に奮闘する毎日や趣味の事などを綴っています。

色々な経験を活かして、少しでも皆様のお役に立てる情報を発信できればと思います。

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