自分が影響を与えられる範囲のことを「影響の輪の内側」といいます。
その逆が外側。
対人関係
普段仕事をしていると、理不尽なことに遭遇します。
それは対人関係が殆ど。
そなってくると、対処するのはこの2択になります。
相手を変えるか自分が変わるか。
皆さんやりがちなのが相手に代わってもらおうとすること。
これ、一番やっちゃいけないんです。
気づいていらっしゃる方も多いと思いますが、他人を変えることに掛けるコスパの悪さったら相当なものです。
だって、他人は自分ではないんです。
生まれ育った環境も違うので、考えていることなんて全く違うかもしれません。
そんなブラックボックスに手を突っ込んで、まさに手探り状態で相手の考え方や行動を変えていくなんて無理ゲーそのもの。
しかし、情熱のある人ほど「俺ならあいつを変えることができる!」と錯覚を起こし、息巻いて取り組むも、結局玉砕するか、思い通りにならず腹を立てて損をするかしかないのです。
変われる人間、変わりたいと思っている人間は素直ですので、理不尽な人はそういません。
この無駄な努力は、まさに「影響の輪の外側」に注力してしまうという失敗例です。
会社
会社でもそうです。
会社組織を変えようとすると相当な力が必要になります。
ましてや自分が一社員であるならなおのこと。
そこに気づかず、「自分がこの会社を変えてやる!」と思い、努力しても、実らない事の方が圧倒的に多い。
そこに悩み、心の病気を患ってしまった人も見てきました。
今いる会社を変えるよりも、自分で会社を作る方が手っ取り早い!
リスクもありますが、自分で会社を作れるくらいの技量、力量、思いが無い人には、到底今の会社を変えることもできないでしょう。
これもまた、「影響の輪の外側」に向けて注力して疲弊する一つの要因です。
自分でコントロールできること
これしかないのです。
自分で影響を与えれるものって限られています。
先ずはそこを見極めること。
そしてそこに注力する。
例えば対人関係。
他人を変えるよりも自分が変わる。
会社の問題は自分が会社を変えたいなら、それなりの努力をする。
会社のトップに立ちたいともうなら、そりゃあもう大変な努力が必要です。
もしそれで社長になったとしても、株式会社なら株主の力の方が強いので、そこでも問題が起きるでしょう。
自分が影響を与えられる「影響の輪の内側」を見誤らないように注意し、「影響の輪の外側」には捕らわれない。
それだけで人間の悩みは大きく減ります。
その為にも、沢山の本を読み、知識をつけて自分の事を深く理解し、自分で自分をコントロールできる人間に成長しましょう。
〆
ここで言いたかったのは、短い人生の中で、余計なことに時間を割あないようにということ。
そのためには、自分を磨く勉強も必要です。
しっかりと本を読み良い物は取り入れながら実践し、本当の自分を築き上げていく。
それこそが人生において大切なことかと考えています。
影響の輪の内と外をしっかりと認識し、自分が影響を与えられる範囲だけを考えましょう。
本日はこの辺で。
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