学校の洗濯機事件をきっかけに、PTA会計の予算を見直してもらいました。
その結果、来年度のPTA会費は下がるのか?それとも据え置きか?
PTA会費
イッサンがPTA会長を務める小学校のPTA会費は毎月500円。
2ヶ月に1度、徴収されます。
生徒一人に対して年間で6,000円必要になる計算です。
イッサン家は三姉妹ですので、PTA会費は毎年18,000円。
まぁまぁの金額負担。
そのPTA会費が予算となっているのがPTA会計です。
PTAには、この他にPTA事業費という収入も存在します。
PTA事業費
PTA事業費とは、PTA活動で生じた収入によって蓄えられたお金のこと言います。
うちでいうと「リサイクル事業」がそれ。
リサイクル事業とはすなわち資源回収のこと。
ちなみに今年度のリサイクル事業で得た収入は約75,000円。
このPTA事業費はPTA会計と分けて計上するようになっています。
PTA会計と事業費の違い
この二つのPTAの予算に大きな違いがあります。
それは、会計は次年度に繰り越さずに使い切りが原則で、事業費は繰り越しが可能ということ。
とはいっても、今までうちの学校は会計を繰り越していました。
ではなぜ会計は繰り越してはいけないのか。
理由は不公平になるからです。
考えてみて下さい。
保護者が支払ったPTA会費がその年に還元されず残ってしまえば、卒業した6年生がその恩恵を受けられなくなりますよね。
なので、会費として集めた会計は毎年使い切るのが原則。
しかし、これはあくまでも基本的なルールで、学校によってその運用方法もバラバラ。
隣の小学校は今年度、何年も前から会計から積み立てた100万円以上のお金を使って、学校の周年イベントを行いました。
本来ならそれはアウト。
ということで、来年度から使い切れるような予算に組み直してもらいました。
来年度のPTA会費
さてM来年度のPTA会費はどうなったのか。
結論から言うと来年度も今まで通り500円。
予算案の中で大きく変わったところを挙げると、
- 衛生管理費(コロナ禍での消毒などの費用)
- 研究援助費(PTA役員の研修に掛かる宿泊費や交通費)
- 負担金(養護教員しか読まない雑誌を定期購入していた)
- 総務体育部費(リサイクル事業に使う地図のラミネート加工など)
- 文化交通部費(PTA新聞の発行などに掛かる費用)
などを削減し、
- 環境費(教室の花や除草剤、肥料など)
を増やしました。
そして新たに「補助費」というのを設け、今まで事業費で計上していた「卒業アルバム補助費」を会計で計上することに。
そうすることで、リサイクル事業の収入に関係なく、卒業する6年生の為の卒業アルバムの補助費用がまかなえます。
そして、適正なルール通り、事業費は繰越金に出来ますので、リサイクル事業での収入はそのまま毎年繰越すことに。
「それならリサイクル事業やらなくても良くない?」と思いましたが、毎回ギリギリの予算では、何かあった時に心配ですので、ある程度余裕も必要ということで、リサイクル事業は続けようとなりました。
リサイクル事業は保護者にとっても負担が大きいので、収入が減るかも知れませんが、もっと簡略化できるかも知れません。
来年度に向けて役員と話し合ってみたいと思います。
〆
結局PTA会費は下がりませんでしたが、適切な運用方法に修正できたのでその点は良かったかと思います。
来年度は事業費の収入であるリサイクル事業の内容を見直し、役員や会員の負担軽減ができれ良いかな。
キッカケはどうであれ、最後の最後で少し改革もできました。
来週は最後のPTA役員会ですので、この説明をします。
すこし大変ですがそれも会長の責務。
最後までその責務全うしたいと思います。
「俺は俺の責務を全うする!!」(煉獄杏寿郎)
本日はこの辺で。
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