イッサンの住んでいる田舎では必要不可欠な交通手段が車です。
幸いなことに、徒歩10分のところに駅があるのですが、それでも本数は少な目。
今回はその必要不可欠な車の価値について考えてみます。

リセールバリュー
この言葉は聞いたことがあると思います。
リセールバリュー(英語:resale value)とは、一度購入したものを販売する際の、再販価値のこと。中古車販売などの際に使われることが多い。
Wikipedia
再販価値。
例えば新車を300万円で購入するとしましょう。
3年後にある車屋さんに買い取って頂いた金額が150万円だったとしたら、リセールバリューは良いのか悪いのか。
もちろん、悪いに決まっています。
だって、たった3年でその車の価値が50%も下がるのですから。
「え?当たり前じゃん!」って思っている方。
世の中、3年後に手放しても購入価値を上回る車は存在するのです!
そんな車の事を、「リセールバリューの良い車」と言われ、賢い方は毎回リセールバリューの良い車を購入し、お得に車を乗り継いでいるです。
リセールバリューの良い車
今で言うならこれらの車がそれにあたります。
- スズキ・ジムニー、ジムニーシエラ
- トヨタ・ランドクルーザー
- トヨタ・ランドクルーザープラド
- トヨタ・FJクルーザー
- トヨタ・ハイラックス etc…
これらの車は、どれもリセールバリューが良い為、乗り方や走行距離にもよりますが、3年後に売却しても、購入した金額の90%以上の金額で買い取ってくれるのです。
特に、ジムニーやランドクルーザーは、購入価格よりも高く買い取ってくれることで有名ですよね。
それだけ車自体の価値が高いと言うことなのです。

共通点
では、なぜこれらの車のリセールバリューが良いのか。
先程上げた車の名前をよ~くみて下さい。
一つだけ共通している点が。
そう、これら全ての車は四駆なのです。
四駆とは、四輪駆動車の略称で、4WD(フォーウィールドライブ)とも言います。
普通の車は前後どちらかの車輪が二輪回転することで進みますが、四輪駆動車は、読んで字のごとく四輪全部の車輪が回転して進むのです。
最近では、フルタイム4WDよりもパートタイム4WDの方が多く、その違いは、フルタイム4WDは常に四輪駆動ですが、パートタイム4WDは、二輪駆動と四輪駆動を切り替えて走ることができるのです。
ですので、普通の道路を走行する際は二輪駆動、悪路や雪道、山道、砂地を走行するのは四輪駆動と使い分けることができるのです。
パートタイム4WDのメリットとしては、普段は二輪駆動で走ることにより、余計な力を発生させない為、その分燃費が向上するのです。
少し話は逸れましたが、ではなぜ四駆のリセールバリューが良いのかについて見て行きましょう。

需要と評価
ズバリ、日本車の四駆がなぜリセールバリューが良いかと言うと、日本国内だけでなく、海外での評価が抜群に良い!と言う背景があるのです。
国内の車の1/4は海外に輸出されていると言われます。
その海外の殆どが、アメリカやヨーロッパの様な先進国ではなく、アジア、アフリカ、中南米などの開発途上国の国々なのです。
ではなぜ開発途上国の人々が、はるか遠い日本の中古車を欲しがるのか?
それは、国の事情と国民の生活水準に関係しているのです。
開発途上国と言えば、自国で車を生産していることが少なく、輸入に頼っているのです。
更に、国民の生活水準が高くない為、日本の中古車と言えども安くはありません。
その為、しょっちゅう買い替えることができないので、故障が少なく、何十万キロも走破してくれる車が求められるのです。
故障に関してとても敏感にっており、あまりよく知られていない車を購入するのはリスクが高い。
そこで!「故障しにくいと言う実績をがある車」と言うことで、先ほど挙げられた車がランクインしてくるのです。
更に、開発途上国々の道路は悪路も多いので四駆が求められやすいことは想像できますよね。
流石日本車。
流石ジャパンクオリティ。

イッサンの経験
昔から金銭的に損をするのが嫌いなイッサン。
まぁみんなそうですが(笑)
そんなイッサンの車遍歴と共に、リセールバリューの話を交えながら振り返ってみたいと思います。
初めて車を購入したのが18歳。高3の夏でした。
購入した車は三菱・デボネア。(不明)
購入金額は30万円。
数か月後、高校の同級生に70万円で売却。+40万円
2台目、キャデラック・フリートウッドブロアム。(1993年式)
購入金額は460万円。
半年後に四国の車屋さんに450万円で売却。-10万円
3台目、日産・ダットサントラック。(1990年式)
購入金額は200万円。
約3年後に新潟の車屋さんに100万円で下取り。-100万円
4台目、シボレー・エルカミーノ。(1987年式)
購入金額は200万円。
約1年後に後輩に150万円で売却。-50万円
5台目、フォルクスワーゲン・ヴェント。(不明)
購入金額は15万円。
約2年後に車屋さんで20万円で下取り。+5万円
6台目、レクサス・RX300。(1999年式)
購入金額は260万円。
約2年後に車屋さんで380万円で下取り。+120万円
7台目、日産・ムラーノ。(不明)
購入金額は300万円。
約1年後に買取店にて260万円で売却。-40万円
8台目、トヨタ・プリウス。(2006年式)
購入金額は260万円。
約9年後に友人に30万円で売却。-230万円
9台目、トヨタ・ピックアップ。(1989年式)
購入金額は120万円。
約5年後に車屋さんに100万円で売却。-20万円
10台目、トヨタ・アルファード。(2005年式)
購入金額は25万円。(兄の車屋に下取りで入った価格で譲って頂きました)
約半年後知人に75万円で売却。+50万円
と言う感じで、今に至ります。
総額すると-235万円!
これがイッサン約20年間での愛車遍歴になります。
ちなみにイッサン、今まで中古車しか購入したことがありません(^^;
新車で欲しい!と思う車が現れないんですよね(^^;
どうしても古い車に魅力を感じてしましがち。
そんな車好きのイッサンですので、もちろんこの間、改造等はしておりその改造費は金額に含まれていませんが、売却時に多少のプラスマイナスはあったと思います。
ここで注目してもらいたいのは8台目の購入したプリウスの金額です。
走行距離も11万キロで、ディーラーでの下取り価格は15万円と言われていました(^^;
260万円で購入した車が9年後に15万円ですよ!?
損しかしてない!(笑)
そこで、イッサン気づきました。
プリウスなんかの普通の車はリセールバリューが悪い!
今は?
そんなイッサンですが、今は何とリセールバリューが高い車を所有しています。
6年前の購入時が140万円でしたが、なんと今は200万円以上にもなっています!
25年前の古い車で逆輸入車でもあるので、その様な価値が付いています。
現在、円安の影響や、アメリカ国内での需要も高まっていて、程度の良い物はなかなか購入することができないそうです。
昨年行った車のイベントでは、ある車屋の社長さんに話しかけられ、「うちのお客さんでこの車が欲しいって言ってる方が3人おられるから、手放す時は声かけて下さい!150万円では買い取ります!でも、正直言うとヤフオクなんかで200万で出品すれば直ぐに売れると思います(^^; 」
イッサンも良いタイミングで今の車を購入できたと思っています。

更に!5年前に兄の車屋で購入したスズキ・ワゴンR。(2006年式)
購入金額は20万円。
ですが、購入5年目に入った今も、故障一つせずに現役バリバリで走ってくれています。
この様に、整備の行き届いた中古車を安く買って、乗り継ぐのも一つの手ですよね。
欲しい車
イッサンがこんな話をすると言うことは・・・(笑)
そうなんです、ちょっと車の買い替えを検討しているのです。
車種は現行型のトヨタ・ハイラックス。
初めて新車で欲しいかも!ってなました(笑)
先日、試乗に行ってきましたが、「最高!買う!」とまでには至らず。
もう少し検討したいと思います。
ちなみに見積金額は500万円近いです(^^;
イッサン家にとっては贅沢品の金額ですが、リセールバリューを考えると、300万のプリウスを購入するより、500万のハイラックスを購入した方がかなりお得です。
ちなみに、程度にもよりますが、20年前のハイラックスが、未だに150万円くらいで取引されている事を考えると、決して悪い買い物だとは思いませんし、仮に2、3年乗って売却しても、損が少なく、乗り方によってはプラスになる可能性だってあります。
そう考えると、購入に踏み切った方が良いのかな~なんて考えています。
イッサンの今所有している車も高く売れそうですしね。
〆
皆さんは車の再販価値、リセールバリューについて考えたことはありますか?
四駆の他にも、スポーツカー(ミッション車)や軽自動車も比較的リセールバリューが高いです。
間違えても、プリウスを新車で購入してはいけませんよ!
イッサンの様に大損しますので(笑)
本日はこの辺で。

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