小中学校の統廃合~決めるのは誰か?

PTA

現在、市内の小中学校の統廃合についての検討委員会の委員を務めています。

その中で、イッサンが思ったことや考えを書いています。

その考えも、言い方は悪いですが、周りに流されながら変わっていくのです。

最初の考え

最初は統廃合について前向きに考えていました。

少子化で子供が減ると仕方ないのかなって。

検討委員会の視察で、全校生徒が700人以上の学校に連れていかれ、その後に全校生徒が20人未満の小学校に連れていかれました。

そこで目にした光景の一番の感想は、「少なくて何だかかわいそう」でした。

周りの委員の大半も統廃合賛成派が多く、イッサンもその意見を聞く中で流されていました。

回を重ねるごとに、どんどん賛成の方向、つまり統廃合していく方へと話が流れて行きました。

反対派

統廃合の反対派は、20人くらいいらっしゃる委員の中で2人くらいです。

その方々が反対意見を述べても、それを誰もが否定します。

最初は、反対派と賛成派がいるので、意見の衝突もあると考えました。

しかし、いつまでたっても反対派の意見が反映されることはなく、どんどん、どんどん統廃合に関しての内容が決まって行ったのです。

そんな中、ある出来事が。

教育委員会の態度

何回目かの会議で、イッサンが代表を務める地区の話題が出て、「地区の方たちはどう考えているんでしょうかね?」というところで会議が終わり、次回の会議の冒頭で話し合われることになりました。

確かにイッサンも「自分の地区の方たちはどう考えているのだろうか?」と思っていたので、思い切って中学校全体でアンケートを実施。

小学校、中学校、こども園や、各学校のPTA会長さんに手伝って頂き、何とかその会議までにアンケートの集計を終え、発表することが出来ました。

その会議で、教育委員会がこんな事を言ったのです。

「他の地区の保護者の意見はどうなんですか?他の地区でも同じようにやってみたらいかがですか」

それに対して賛成派のA委員から、「そんなこと教育委員会がやるべきでしょう」と発言。

確かにその通り。

すると教育委員会は、「それを我々がやると、あたかも統廃合が行われるかのような印象を持たれるのでできません」

とりあえずその場では、各役員が保護者の意見を集約すると言うことで閉会。

その後、思いもしない展開になったのです。

賛成派が反対派へ

A委員から連絡があり、「反対派の方の意見を聞きたいので、力を貸して下さいませんか」とのこと。

この時点でイッサンは「どちらかと言うと賛成だけど、小さい規模の学校も必要」というスタンスで、反対するところは反対していました。

なので、必然と反対派の方とも仲良くなります。

そこでイッサンが橋渡しをする事になりました。

イッサン橋↑

反対派市民との意見交換

ある団地の集会所をお借りして行われた意見交換。

そこでは、実際に小学校が無くなろうとしている地域の方の生の声が聞けました。

「小学校が無くなると、そこに住もうという人がいなくなる。人がいなくなるとそこで商売している人も止めて、病院なんかも減って行く。実際に今はかろうじて歯医者がるくらい。帰ってくるはずだったよその街に出て行った息子夫婦も、近くの小学校が無くなるかも知れないという事で帰って来なくなった」

やはりそういうことなんですよ。

学校が無くなると地域が衰退する。

やっぱり地域から学校を失くしてはダメなんです。

チャットGPTを利用したLINEアプリのAIチャット君に質問しても、同じような答えが返ってきました。

※最後、画面の関係で「ます。」が消えています。

やはり地域が衰退する可能性があると答えてくれました。

AIチャット君が最後に書いてある「新しいビジネスを生み出すきっかけ」とは、こういうことです。

理解はできますが、廃校を使ってのビジネスで成功したれは少ないかと思います。

やはりなくしてはいけないんです。

それを決めるのは我々委員ではなく、その地区に住まわれている保護者や地域の方々なんです。

それを安易に我々が方向性を決めてしまうのはとても危険です。

皆さんはどう思いますか?

本日はこの辺で。

イッサン

「イッサン」は保育園の時に友達から付けられたニックネーム。

アイコンは自作の煉獄さん。

可愛い三姉妹と奥様の5人家族。

長女ちゃん→中学2年生。難病の神経線維腫症1型(レックリングハウゼン病)

次女ちゃん→小学6年生。HSC,場面緘黙,母子分離不安症(小2で不登校気味→保健室登校→別室登校→現在は毎日登校して殆どの授業に参加中!)

三女ちゃん→いつもニコニコ元気な小学2年生!

趣味は読書と車とスケートボード。

人生を上手く渡ってきたつもりな1979年式の44歳。

経歴→元携帯電話ショップ店長、元スノーボード&スケートボードショップ店員、元中学校生徒指導員、元美容師etc... そして今は会社員。

21歳の夏、愛車エルカミーノを売り払い、単身ニューヨークへ。三か月間ステイして毎日スケートボード三昧の生活。そして翌年も渡米。そのまま突っ走るつもりが、今の奥様と出会い、暖かい家庭を築くことに。

そんな自分が会社員である違和感を抱えつつ、家族との愛を育みながらながら、育児に奮闘する毎日や趣味の事などを綴っています。

色々な経験を活かして、少しでも皆様のお役に立てる情報を発信できればと思います。

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