久々に嫌~な気持ちになりました。
ご先祖様の面倒を見ることを放棄した従弟のお話しです。
母の家にある仏壇
一昨年に亡くなった母。
父とは離婚していますので姓を元に戻してますのでイッサンとは姓が違います。
その母は3人姉弟の真ん中で、姉はこのブログにもよく登場しているタママ。
下には弟がいます。
離婚後、母は実家に戻っていましたので祖母と2人暮らし。
祖母が信心深い人でしたので、その実家には立派なお仏壇もありました。
イッサンが幼い頃、祖母がお仏壇の前でお経をあげているのを目にしていたことを覚えています。
そんな祖母も数年前に亡くなっていますので、今は誰も住んでいないその家には立派なお仏壇が残されており、そこに母の位牌も祀られています。
イッサンの会社の近くということもあり、平日は毎日母の家に寄り、そのお仏壇にお線香をあげて手を合わし、お経をあげてから出社しています。
家が無くなる
この度、その母の住んでいた家を売却することになりました。
理由は2023年3月に「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案」が提出され、6月の参議院本会議で可決。
2023年6月14日に公布され、12月13日に施行されました。
この法律によって、今後空家の固定資産税が6倍になる場合があるそうです。
2024年4月までに空家をどうにかしなければその対象になってしまいます。
そこで兄から「それまでに母の家を手放そう」と連絡があり、了承した次第。
本当は今年の7月で母の3回忌でしたので、それが終わってからと思ていましたが仕方ありません。
そうなると、母の家にある仏壇はどうするのか。
イッサンは姓が違いますので引き取る訳にも行きません。
もちろんタママもそうです。
もうお気づきかと思いますが、母には弟がいますので、弟が長男です。
長男が先祖代々の仏壇の面倒をみるのが当然のこと。
しかし、ここで問題が。
音信不通
そうなんです。
母の弟、つまりイッサンたちの叔父じ当たる方と音信不通になってしまったのです。
一昨年までは兄が連絡を取っていたのですが、最近は全く電話に出ない。
連絡が取れていた時はその叔父も「その仏壇はゆくゆくは自分が入るから」と言って引き取る意思を見せていたそうです。
しかし、連絡が取れない事にはどうしようもありません。
兄と相談して叔父さんの息子に連絡を取ることに。
母が生前持っていたスマホに叔父の息子の電話番号が登録されていたので、イッサンが連絡を取ることになりました。
電話に出ない
一度電話を掛けてみましたが出ませんでした。
相手からすれば知らない電話番号でしたので出なかったのかもしれないと思い、ショートメールでメッセージを送信。
「ご無沙汰しています。従兄のイッサンです。叔父さんに電話しても出ないので連絡しました。お仏壇とお墓のことで話がしたいので、手が空いている時に連絡ください。」
そして連絡を待つことに。
約1時間後、こんな連絡がショートメールで返ってきたのです。
父は入院しており、まともに会話できる状態ではないようです。妹とも話をしましたがお墓も仏壇も処分していただいて構わないそうです。
いやいやいや、処分も何もあなたのお父さんやあなたが入るお墓とお仏壇ですよ?
まともに会話できる状態ではない父親ということは、この先長くはないのに何を考えているのだろうか。
その従弟はイッサンと歳が10以上離れていますので、お墓やお仏壇の意味、ご先祖様の意味を分かっていないと思うので、イッサンが説明してあげようと思い、こんな返信をしました。
「そうだったんだね。処分するにしても、こちらは姓も違うのでそっちで色々動いてもらう様になります。もちろん手伝えることは手伝うので、また一度話ができたらと思います。暇な時でいいので連絡ください。」
するとすぐにこの様な返信が。
(イッサンの母が)離婚される前に祖母の面倒を全て見るので財産放棄するようにとFAXで貰っています。 祖母の財産がどうなったかは把握していますので、こちらとして〇〇家(従弟の自分の姓)として引き取る気もないですし、1円も使うつもりはありません。 それでもという話なら弁護士でも立ててください。話合う気はないのでこれでブロックさせていただきます。
どうやらイッサンの母が生前に、叔父さんとそんなやり取りをしていたみたいです。
詳しくは書きませんが、祖母と叔父さんは仲が良くなかった、いや、叔父さんの後妻と仲が悪かったと言った方が良いかな。
後妻ということは、叔父さんはバツイチ。
祖母が生前、叔父さんの後妻の愚痴をこぼしていました(^^;
ここでは詳しく書きませんが色々なトラブルがあったのです。
祖母の財産の話も、祖母が生前に引っ越しをした際にトラブルがあり、そこで沢山のお金が掛かってしまい、遺産は殆ど残っていなかったそうです。
そんな事も知らないはずの人間が「祖母の財産がどうなったかは把握しています」なんてありえないお話し。
文章からも読み取れるように、イッサンの従弟はお金に狂ったのでしょう。
残念ながら従弟にブロックされたみたいなのでもう話せることはありませんが、イッサン的にはお金がどうこうと言うよりも、もっと大切なことを説明したかった。
しかし、この様な返事で返されたのですから、これから先、従弟とその子どもたちがどうなろうと、放っておくしかありませんね。
ご先祖様の意味
これから従兄が、その子どもたちがどうなって行くのか。
自分たちに命を繋いでくださったご先祖様の面倒を見ないと断言したのです。
子孫を繁栄させたいご先祖様が、「お墓も仏壇も引き取る気もないですし、1円も使うつもりはありません」と言っている子孫を守ってあげようと思うでしょうか?
自分たちは自分たちの力だけで生まれて来たとでも思っているのでしょうね。
父母がいて祖父母がいる。
さらには曾祖父母。
辿って行けばキリがないほどのご先祖様が命を繋いで下さり、ここで生を受けた我々。
一本の樹木で例えるなら、先祖は根っこであり子孫は枝葉。
根で吸収した養分で枝葉は生き生きとお生い茂りますよね。
根に養分を与えなければ枝葉はどうなるでしょうか。
少し考えれば分かります。
私たちのご先祖様は根っことして支えて下さり、その命を頂いて生かされています。
イッサンの従弟はその根を自ら断ったということです。
〆
従弟に大切なことを教えてあげたかった。
イッサンはそれだけです。
1円もお金を使わなくても、今あるお墓を使って、今あるお仏壇を使うのにお金が掛かりますか?
それを使わずに、新たに父親のお墓を建てる方が大きなお金が掛かると思うのですが。
従弟とはもう口がきけないので仕方ないですね。
人の話は何でも最後まで聞いてみる。
聞いた後で判断するのは個人の自由。
とても残念です。
皆さんは間違ったことをしないようにご注意くださいね。
本日はこの辺で。
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